SONAR

残響と水のレンズによる作品。側面に穴の開けられた4つのガラスボトルが構造体から水平に吊り下げられ、それぞれのボトルにはLEDが一灯取り付けられている。構造体から最上部のボトルに水が滴り落ち、一滴の水によって臨界量に達すると、次のボトルへと水滴が落ちる。それが繰り返され、床に置かれたガラスで作られた水琴窟に達する。ボトルの水面に落ちる水滴は、水面を揺らし微かな音を生む。半円筒形状の水はシンドリカルレンズとなり、滴る水滴に揺れる、光の線を投影する。4つのボトルによる4本の光の線は、床のタイルの目地に沿って、四角を描く。
展示室は、かつて修道士が話すことを許された唯一の部屋で、複数人が同時に話すことが出来ないよう、残響が長くなる設計がされている。水滴の作る音は非常に微かで、この部屋の残響特性によって初めて聞くことが出来る。天井のドームが生み出す残響と床の市松模様―この部屋の2つの個性―を音と光によって結び付けた。

Extension labyrinth/La Chartreuse, Avignon France
2018
Glass bottle, Water, LED
D:2m x W:2m x H:3m

SONAR in Toyoshina art museum

Solo exhibition/Toyoshina Art Museum, Nagano Japan
2019
Glass bottle, Water, LED
D:2m x W:0.2m x H:3m